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【年金問題】老後+2,000万円で本当に足りる?? 老後に必要なお金の計算方法

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老後のためにお金を蓄えて備えなければいけないことは誰もが感じていると思います。金融庁はある報告書の中で老後に2000万円足りないと書き、経産省は2900万円足りないと書きました。

しかし、報告書に書かれているのは一つのモデルでしかありません。実際に自分の場合、いくら必要になるのかを簡単に計算してみましょう。

計算式は以下の通りです。

(支出 − 収入:基礎年金+厚生年金)× 65歳平均余命


収入

収入は65歳以降で受け取る基礎年金と厚生年金が基本です。これらは終身で死ぬまで受け取ることができます。これ以外で、確定的に受け取ることができる収入があれば加えてください。

安定していないものや、終身でないものは資産として考えた方がわかり良いでしょう。

基礎年金と厚生年金の受け取り予定額は年金ねっとにアクセスすると確認することができます。もし、一度もログインしたことがない人はログインしてみましょう。


支出

支出については、それぞれのライフスタイルによって大きく異なってきます。また、現在の支出からも大きく変わるものです。一般的に高齢になることで支出は減る傾向にあります。

まずは現在の生活でいくら使っているか考えてみましょう。そこから大きなところでいくと、家賃や家のローンがどうなるか、食費や交際費はどうなるかを考えてみましょう。

国の家計調査(平成28年)によると65歳以上の世帯主の世帯の支出は1ヶ月当たり約25万円です。

統計トピックスNo.103 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで- 4.高齢者の家計

総務省統計局ホームページ

65歳平均余命

65歳平均余命とは、年金の受け取りが始まる65歳になった方があと何年、生きるのかということです。

2017年に65歳平均余命は男性(19.57歳)、女性(24.43)歳でした。これは10年前と比べると1歳以上伸びており、今後も伸びていくと予想されています。

現状でも男性は85歳まで、女性は90歳まで平均的に生きられる状況です。これだけの期間を生きるための資産が必要です。

[PDF]平成 29 年簡易生命表の概況

厚生労働省

計算事例

夫婦世帯

収入:240万円(20万円/月)

支出:300万円(25万円/月)

公的年金だけでは毎年、60万円の赤字です。60万円×20年〜25年で1200万円〜1500万円。

もし支出が30万円/月だとすると毎年120万円の赤字なので、120万円×20年〜25年で2400万円〜3000万円。

もし支出が40万円/月だとすると毎年240万円の赤字なので、240万円×20年〜25年で4800万円〜6000万円。

ゆとりある老後を過ごすには40万円/月必要だなんて話も出ています。将来25万円で生活できるかな?どこに住んで、どんな暮らしをしよう?簡単にでいいので、シミュレーションしてみましょう。

自分が何歳まで生きるかはわかりませんが、うまく資産形成をすることで、不安のない楽しい老後を過ごしたいですね。

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