【長期・分散・積立】銀行に貯金をするような感覚で投資する
投資のことを何も知らなかった私の妻は、長期・分散・積立の考え方のメリットを説明した結果、投資をするようになりました。長期・分散・積立の考え方のメリットをどんな風に感じたのか聞いていきたいと思います。
登場人物
川瀬紳太郎
この記事の筆者。37歳。大井幸子さんのもとで投資を学び5年。現在はアセットアロケーターとしてポートフォリオの作成、投資教育に従事。
ヒロコ
筆者の妻。39歳。一般企業に勤める。投資経験は会社の確定拠出年金のみだったが、2019年からNISAを利用してじぶんちポートフォリオを実践。
説明をしたのは自分だけれど、なんで投資をしてくれる気になったの?同じ話をしても、意外とする気にならない人もいるんだよね。
長期・分散・積立の考え方で、銀行に貯金をするような感覚で投資ができるのがいいよね。
ちょっと切り分けて聞いていきたいんだけど、長期投資についてはどう思っているの?
短期っていうのはデイトレーダーの人たちみたいに、運用している人たちのことでしょ。普通の人たちは相場に張り付いてられないし。買い時、売り時を間違えると損をしそう。一瞬で失うようなことをやるくらいなら、銀行にただ眠らせるわ。
なるほど、言うように短期の方が長期よりも変動をしやすくて、値が上がるか、下がるか分からない。デイトレの人たちはその変動を捉えて売買で稼いでいるんだよ。長期で見た方が、変動の予測がしやすくて、安定するんだ。
ちなみに、長期投資のメリットははっきり理解していないけれど、短期投資のようなことをやらないでいいって言われたのが大きいわね。やることは貯金と変わらないんだもの。
分散投資についてはどう?
いろいろ投資してバランスとってるんでしょ。株が上がる時に金は下がるけど、株が下がる時には金が上がってくれるって。
その通りだよ。あとは、僕たちが投資しているのは基本的に全てindex連動型の商品で、1つの商品を買うだけで相場全体に分散しているんだけど、それは覚えている?
覚えているわ。相場の平均?に連動するのよね。1つ買うだけでいろいろ買えて、お得よね。
もっと儲かる株があるんじゃないかとか思わない?
銘柄が多すぎて、何に投資していいか分からないわ。
積立についてはどう?
同じタイミングで全部まとめて買うのではなくて、時期をずらして、高値で掴んじゃうリスクを抑えているんでしょ。そもそもそんなにまとめて投資できるお金はないけど。
合ってる合ってる。ドル・コスト平均法って言うのだけれど、毎月、定額で購入していくことで、購入単価が平均化されるんだ。
すごいね!長期・分散・積立投資の考え方をほぼほぼわかってる!
あんまりそんな難しいことを考えてないわ。このやり方なら安定して増えるってことだし、実際には、貯金みたいに毎月同じもの買ってるだけだし。そうじゃなかったら続かないと思う。
いろいろ答えてくれてありがとう。長期・分散・積立は全てリスクを下げて着実にお金を増やすための大切な考え方なんだよ。投資だからもちろん減ることもあるんだけれど、できるだけ減らさないように投資することが、貯金感覚で投資するために大事なことなんだ。